第4章 ハニー・ナースコール③
「ここ、舐められてイッちゃってたね。」
不意にクリトリスを撫であげられながら、問いかけられる。
「っ…確かめる方法がそれだけなんですから、仕方ないじゃないですか…。」
そんな問いかけられ方をされれば、そう答えるしかなく、七七七はぞわぞわとする感覚を抑え込むように言った。
「ほんとなら、イくの我慢できるってことかい?」
「あ、当たり前です…」
あからさまな嘘だった。だってもう、少し擦られているだけなのに、声がうわずってしまっている。
「じゃぁ、してみて。」
耳元で囁かれる。もう限界も近いのに、彼女はこくりと頷く。
シーツを掴み、ほかのことを考えようと努める。しかし、頭に浮かぶのは卑猥な記憶ばかり。
彼がクリトリスを舌でくすぐり始める。
「あっ…それ、ずるいですっ…!」
思わず彼の頭を押さえつけるが、ビクともしない。それどころか、愛撫はもっと激しくなる。
「やっあっ…だめっ…あっあぁあっ…!」
身体が震え、絶頂に達してしまった。
肩で息をしている彼女をにやにやした顔で見る夢野。
「あれ?我慢できなかったみたいだね。」
七七七は、わざと意地悪を言う彼を睨みつけてから、ぷいっとそっぽを向く。
「早く終わらせてください…!」
「はいはい。」