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【安室夢】恋愛ミルクティー【名探偵コナン】

第81章 物狂い※




「時間はあるからね。なると言うまで堕ち続けるといいよ」

そう言って男は見せつけるように、手元のリモコンを私の方へと向けた。

何が起こるかは分かっていた。
でも、どうなるかは分かっていなくて。

「・・・ッ・・・!?」

男の指がその電源を入れた瞬間、ナカに入っている玩具は大きく振動を始めて。

感じたことの無い快楽と、恐怖と、嫌悪に、体を小刻みにビクビクと震えさせた。

「・・・っ、う・・・あぁ・・・ッ」

それでも、なるべく声を押し殺して耐えた。

腟内を動き回るように振動する玩具は、時折弱い部分を抉るように動き、その度に体は大きく跳ねて。

感じたくないのに、快楽にこの上なく敏感になっている体が、無意識に刺激を求めて動いていく。

それが嫌で最低だと自分を罵るが、そんな思考はすぐに、煙の中へ消えていくように奪い去られてしまった。

「ん、っ・・・ぁ、ッ・・・!」

後ろ手に固定されている手を振りほどこうと動いてみるが、その度に腟内に埋まる玩具が位置を変えて刺激を与える。

そして体の熱はどんどんと上がって。

呼吸なんてしているかどうかも分からず。

ただ頭の中が真っ白になるになる感覚を覚えて。

堕ちるまでは・・・余りにも簡単過ぎた。

「あ・・・や、あぁぁ・・・っ・・・!!」

玩具なんかで。
こんな男の前で。
薬に侵されながら。

それも、呆気なく。

小さく痙攣しながら達してしまうが、そこに満足感というものは無かった。

あるのは、まだだという不本意な醜い欲望と、これでは無いという拒絶で。

「一回目・・・」

そんな私を傍で見下ろしながら、男は回数を告げた。

男の言う中毒になった女性が何度薬を使われたのかは分からないが、もし・・・私がそうなってしまったら。

自ら命を絶つこともできず、快楽だけを求める化け物になってしまったら。

「いぁ・・・ッ!ぅ・・・あ・・・っ」

まだ僅かに残る冷静さの中で無駄に考えてみるものの、ナカで動き回る玩具は止まるどころか、更に強さを増していった。




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