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【安室夢】恋愛ミルクティー【名探偵コナン】

第74章 そして※




・・・怒って、いる。

明らかに分かるその表情に、背中に悪寒のようなものを走らせた。

「もう一度、ひなたの可愛い顔を見せてもらう必要がありそう、だ・・・っ」

言い終わると同時に、彼の腰が強く打ち付けられて。

「あぁぁ・・・ッ!!」

突き上げられて全身にビリビリとした快楽を走らせると、軽く達してしまったような感覚に襲われた。

「待っ、て・・・零、待って・・・!」
「待たない」

どうして彼が怒っているのか、何故急に彼が動き始めたのか、何も理解が追い付かない。

そもそも、理解できるほどの思考能力も失っているが。

「・・・優しくしなくて良いと言ったのは、ひなただからな」

そう、だけど。
せめて、どうして怒っているのかだけでも聞きたいのに。

そんな思いは伝えられることは無く、ゆっくりとピストン運動が開始された。

「あっ・・・ン、ぃ・・・あぁ・・・ッ!!」

容赦無く、彼のモノが突き上げてくる。

その度にベッドの軋む音と、結合部からグチュグチュと粘着質な音が耳に届いた。

「ん・・・っあ、零・・・ッ!!」

彼の言葉通り、そこに優しさはあまり無くて。

どちらかと言うと少し乱暴に、彼の怒りがそのまま動きにされた様なものだった。

「・・・っ」

その時、一瞬目に映った彼の快楽に歪んだ表情の奥に、何か別の感情を感じ取って。

悲しみのような、悔しさのような、怒りとは違う何か別のものを。

「・・・ン、やっ、あぁ・・・れ、い・・・ッ!」

さっき達したばかりだからだろうか。
その感覚は意外にも早く訪れてきて。

シーツを皺になりそうなくらい力強く握り締め、瞼を固く閉じながら首を振れば、零に伝わるには十分だった。

「あぁッ・・・イ、・・・零・・・ッ!!」
「・・・・・・ッ・・・く・・・」

動きが段々と早く強くなり、彼の声にならない声が聞こえた時、彼もまたそうなのだと悟って。

「・・・っふぁ、・・・ン、あぁぁあ・・・ッ!!!」

最後に突き上げられた瞬間、はしたなく甘い声を上げながら、淫らに達して。

彼のモノが私の中でドクドクと脈打つのを感じながら、そのまま呆気なく意識を飛ばしてしまった。




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