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【安室夢】恋愛ミルクティー【名探偵コナン】

第47章 黒い霧※




「・・・んっ、んん、ぅ・・・ッ!!」

舌が絡み合った瞬間、ピストン運動が開始されて。

受け止めきれない程の質量と重量感を兼ね備えたそれは、苦しいほどに私を埋めていった。

「んう、ン・・・ぁ・・・ッ!」

吐き出す甘い声全てを、沖矢さんが飲み込んでいく。

突くたびに掻き回される液が音を立て、肌がぶつかり合う音が響く。

痛みは快楽へと変わっていき、それに連れて作業から行為へと変わったような気がした。

「は・・・っ、おきや、さ・・・ッ」

動き自体は優しい、できる限りゆっくりとしたもの。

それでも、確実に奥を突いてくるそれは快楽を得るには十分だった。

「・・・は・・・、っ」

沖矢さんから聞こえてくる息遣いが艶めかしくて。

いつもと雰囲気の違う彼に、うっかり心臓を跳ねさせた。

「・・・昴、ではないんですか」

無意識に出ただけの名前に、動きは止めないままそう問われて。

どうしてそこまで名前で呼ばせたいのか。

透さんの時も彼から言われて言った気がする。
それから呼び続けているのは、私の意思だけど。

確かに特別感はあるような気がする。
私もそう思って、透さんと呼んでいるから。

「・・・昴、さ・・・ん、っ」

苦しくなる一方の中、絞り出すように名前を呼んで。

満足そうに笑みを浮かべた後、フッと笑ったように見えた彼を確認しては、その余裕さに苛立ちを覚えた。

透さんの時も・・・沖矢さんの時も・・・いつも私にはそんなもの無い。

「あっ、や・・・ぁああ・・・ッ!!」

段々と突き上げるスピードや強さが増していく。

その度に、またあの感覚が襲ってくる。

「昴さ・・・、すばる、さ・・・っ!!」

ギシギシと音を立てるソファーが二人の動きの激しさを物語って。

襲い来るそれに耐えようと沖矢さんの体にしがみついた。

「・・・っ」

声にならない声を漏らすと、沖矢さんは一段と強く突き上げた。

「や、あぁ・・・も・・・ッ!!」

彼の背中に爪を立て、全身に力が入った。

「い・・・っ、ぁ、あぁぁぁ・・・ッ!!!」

その瞬間、引きずり込まれるように大きな快楽へと落ちていった。




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