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【安室夢】恋愛ミルクティー【名探偵コナン】

第44章 掠めて※




「もう固くなっていますよ。見られてするのがお好きだったんですか?」

首を降って、そうではないと伝えたいのに。
口から溢れ出てくるのは、醜い喘ぎ声だけで。

少しでもそれを抑えようと手の甲で口に蓋をしてみるが、殆どそれは意味をなさなかった。

「んん・・・っ、ふ・・・ッあ・・・!」

見られているのは嫌なはずなのに。
これが最後だと諦めているからだろうか。

それは些細な事のようにすら思えてきて。

「と・・・るさ・・・」

彼の名前を呼ぶ中には、嫌だという意味も、もっとという意味も含まれていて。

そんなに優しくしないでほしい。
もう何もかもどうでも良くなるくらい、めちゃくちゃにしてほしい。

貴方しか感じられないくらい、激しく・・・抱いてほしい。

「んぅっ・・・ん・・・」

蕾を愛撫していた舌は、今度は口内に侵入してきて。
器用に動くそれに、全意識を集中させた。

・・・やっぱり、どこか優しい。

物足りないわけではない。

でも、いつもの空気を取り込めないような深く甘いキスではなくて。

ただただ、甘いだけのキス。

「・・・ぁ・・・ん、ふ・・・っあ」

それでも目眩がするくらい、彼とのそれは気持ち良くて。

ああ、やっぱり私は・・・。


心から安室透を愛してしまったんだ。


唇が離れる直後、改めてそう感じて。

「・・・っ!」

何も言われないまま下着をナイフで切り落とされて。
透さんに買ってもらったものだから、大事にしていたのに。

それを本人に切られてしまえば文句の言いようもないし、言ったところで私の先はないのだけど。

「こちらも・・・もう良いようですね」

そう言って割れ目にそって下から指でなぞり上げられて。

「っああ・・・!」

透さんのそれは、私には優し過ぎる刺激。

最後くらいは・・・彼に「もっと」なんて言えたら・・・良かったのに。



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