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【安室夢】恋愛ミルクティー【名探偵コナン】

第25章 正しく※




ゆっくりと落とされたのは、想像通りベッドの上だった。

透さんが覆い被さってベッドの沈みを感じた瞬間、既に体が条件反射で疼き出していた。

「・・・っあ、や・・・!」

その疼きに応えるように、彼の指が下着の隙間から入り込んで、秘部の割れ目を沿うように撫でられた。

「ここを先にどうにかしないといけませんね」
「ん、ん・・・っ」

もどかしいまでに優しく触られる。
もっと触ってほしい。

そう思うけど、まだ理性はある。
今はそれよりも気になることがあって。

「透さん・・・っ」
「なんですか」

涙が薄く滲む目で彼を見つめ、早くも息が乱れ始めているのを無理矢理落ち着けた。

「あの・・・っ、シャワー・・・」

流石に一日の終わりだから、体の汚れを落としておきたい。
恐らくこれから汗を流すことになるのだろうけど。

雰囲気をぶち壊すような発言とは分かっていたけれど、これ以上進むのは何だか申し訳ないような気がして。

私の絞り出すような言葉を聞いた透さんに、吹き出すように笑われた。これでも必死に伝えたのに。

「では、今日はお風呂場で」
「・・・え?」

それって・・・まさか。

考える隙を与えず、再び抱き抱えられたと思ったら着実にお風呂場に向かっていて。

「ちょ、透さん・・・!?」
「シャワー、浴びたいんですよね?」

そうだけど、そうじゃなくて。

「まさか透さんも入りませんよね・・・?」

今更確認したって遅いのは分かっているけど、自分の中での覚悟を固めたくて。

落ちないように体を掴む手に力を込めながら彼の目を見た。

「そのまさかですけど、嫌ですか?」

透さんのこういう質問はいつもNOとは言わせない。彼は意地悪だから。

やっぱりもう決意は固めるしかないようで。

「・・・透さんはズルいです」
「ひなたさん程ではありませんよ」

嘲笑うように返された言葉には、勿論身に覚えは無い。できればどの辺りがそうなのか詳しく聞かせてほしい。

・・・なんて言えば淡々と言葉を並べられるんだろうな。

脱衣所に着くとすぐに体は降ろされて。
だけど降ろされても尚、彼を掴む手を離せなかった。

「・・・ひなたさん?」

様子を伺うように透さんが私の顔を覗き込んで。

ここへ来た途端、改めて恥ずかしさが込み上げ動けなくなってしまった。



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