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【安室夢】恋愛ミルクティー【名探偵コナン】

第19章 求めて※




「んっ、んんぅ・・・!!」

透さんの肩を強く押して苦しいことを訴える。
その間も、お互いの肌がぶつかり合い、その音が卑猥に響いた。

動く度にギシギシと軋むベッドに、下に響かないかと不安に思って。下どころか、このいくつか隣の部屋にはコナンくんだっている。

透さんは鍵を閉めていた様子だったけど、誰かがここを尋ねて来ないとも限らない。
そう思うと急に不安になって。

今更遅いのに。

「・・・っん、は・・・っ!」

やっと離して貰えた口から、肺へ空気を送り込んだ。益々呼吸は荒くなっていて。

私はこんなになっているのに。額に汗だけ浮かべて呼吸を殆ど乱さない透さんに、少し悔しさを感じた。

「あ、っんん・・・、ぁああ・・・!」

透さんが動く度に体がぴくぴくと痙攣し、イキたい気持ちが高まってくる。

声を抑えなきゃいけない、そう思えば思うほど、声は甘く大きくなってしまう。

「・・・ッ、そろそろ・・・っ」

透さんもイきそうなんだと感じた。

彼が私の中でイってくれることが嬉しくて。

決して体だけの関係という訳ではないが、付き合うとは言っていない。
それはきっと、彼が組織の人間だから、私との明確なそういう関係性を持ちたくないんだと思った。

だったらそのあやふやな関係のままでも良い。

彼に殺されるかもしれない、その日が来るまで。

「と・・・おる、さ・・・っ!」

もっと、と求めるように呼んで。

「ひなたさん・・・っ」

それに応えるように呼ばれて。

「あっ、ぁあ・・・!も、ああぁ・・・っ!」

透さんのその時が近付く度に、私も同じように近付づいて。

再び透さんの体に顔を埋め込むように強く抱きついた。

気持ちいい。

それしか考えられなくなっている私は、まるで動物みたいだな、と自分で罵って。

透さんが強く、私の弱い所を的確に突いた。

「・・・っぁあ!だ、め・・・も・・・ああぁ!!」

その瞬間、頭がおかしくなりそうなくらいの強い快楽に全身が溺れた。

「っあぁああぁぁあ・・・!!」
「・・・・・・く・・・ッ」

甘い声を部屋に放ちながら絶頂を迎えた。

その最中、一瞬だけ透さんのキツそうな声が聞こえて。固く抱き合う彼の体が、ピクっと反応した。

透さんもイってくれたんだ、とそれで悟って。




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