• テキストサイズ

【安室夢】恋愛ミルクティー【名探偵コナン】

第99章 生きて※




「ひなた」

名前を呼ばれると、少し体を離して彼の顔を見た。

目が合えば、何となく彼の言いたいことが不思議と分かって。

「・・・ッ」

自分で入れて、動いて、果てる。
それを指示されたことは、分かった。

けど。

体は僅かに怖気付いていて。

それでも初めてでは無い上、体は既に悲鳴を上げているから。

体を浮かせると、座る彼の上に跨った。

「ゆっくりで構わない」

彼の肩に手を乗せ、ナカへと続く場所に彼のモノをあてがうと、緊張で僅かに呼吸が乱れた。

それを見て彼は、優しく声を掛けてくれて。

少し冷静さを取り戻した瞬間を逃さず、ズプンっ、と彼のモノを受け入れた。

「い、ぁ・・・っ、ああ・・・!」

力を抜かなくては。
呼吸をしなくては。

分かってるのに。
分かってはいるのに。

でき、ない。

「・・・ひなた」

苦しいのは彼もきっと同じで。

まだ全てが入り切っていない状態で止まられていては。

それでも零は、優しく私の名前を呼んでは頭を撫でてくれた。

「ンっ、う・・・あぁぁ・・・ッ」

だから、少しでも早く彼を楽にしてあげたくて。

十分に濡れてはいた為、一気に彼を全て受け入れた。

「・・・ッ・・・」

彼も僅かに顔を歪ませると、言葉を喉の奥で詰まらせた。

その余裕の無い表情が、好きで。
私しか見られないんだと思うと、心がキュッとなってしまう。

同時に、これ以上余裕の無い表情も、見てみたいと思ってしまって。

「んっ、ひぅ・・・っあ、ぁ・・・!」

まだ体は動ける準備が整ってはいなかったが、叩き起しては腰を僅かに上げ、ズブッと下まで再び飲み込んだ。

「ひなた・・・っ」

ああ、その余裕の無い声も好きだ。
こちらも、つられて余裕が無くなるが。

それでも、もっと聞きたくて。

「は、っあぁ・・・い、ぁ・・・ッ」

腰を上げては落とし、上げては落とし、自ら貪欲に快楽を得ていった。




/ 1935ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp