• テキストサイズ

【安室夢】恋愛ミルクティー【名探偵コナン】

第95章 決めて※




「・・・ッ」

前にも一度、こういう事があった。
その時は、尋問があった。

だから今回も、そうなのだと思っていた。

ここへ来る前に・・・聞くことはないかと、わざわざ問い掛けたのに。

そう思っていた矢先。

「やっ、あ・・・ッ・・・!」

彼のモノは、再び私のナカを埋めつくした。

さっきとはほんの少し違う快楽に、背を反らしてしまって。

「呼吸をしろ・・・っ」

彼のその言葉に、僅かな時間、呼吸が止まっていた事に気が付いた。

無意識にできるはずのそれが、意識を持ってしないとできない。

酸素不足の頭は、寝転んでいるのにクラクラと目眩がするようで。

彼の表情も上手く捉えることができなかった。

「ひなたっ・・・」

それでも、苦しくなれば僅かだが、体は空気を取り込んで。

生きるギリギリの酸素で生きている感覚だった。

「い、ぁ・・・っふぁ、あ・・・ッ」

特に、快楽を人質に取られる気配は無い。
でも与えられるのは、堕とす直前まで。

達してしまいそうになれば。

「・・・っ、零・・・ッ」

また、引き抜かれる。

体が、脳が。
全てがおかしくなってしまいそうな程に、何度も何度もそうされた。

達することは許されず、ギリギリの所で止められる。

こんな地獄があるのかと思う程、苦しくて堪らなかった。

「も・・・イかせ、て・・・っ」

その苦しさから逃れたくて、絞り出すように懇願すれば、彼の動きが一瞬だけ止まったように感じた。

でも、本当に一瞬。

「あぁぁッ、や・・・ぅ、あ・・・!」

懇願しても、その願いが受け入れられる事はなくて。

また動き出しては、寸前で止められる。
それを幾度と無く繰り返された。

「・・・はぁ・・・ッ、ふ・・・ぁ・・・」

あれから、どれくらいの時間が経っただろう。
もしかすると、それ程経っていないのかもしれない。

もう何もかもが衰弱し切った所で彼は、ようやく動きを止めた。



/ 1935ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp