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【安室夢】恋愛ミルクティー【名探偵コナン】

第87章 飲んで※




「・・・っ、ン・・・ぅ・・・」

力が入り過ぎている。
それは自分でも分かっている。

酷くもどかしい。
それはきっと彼も同じだ。

でも彼は私が腰を下ろしていく間、何故か何も言わなくて。

「っい・・・ぁ・・・ッ」

見られて、いる。
目の前で、快楽に歪む顔を。

それが恥ずかしいのに。
顔を隠す余裕なんて無くて。

「と、る・・・さ・・・っ」

名前を呼べば、ナカで彼のモノがビクッと動いた気がして。

それに自分も体を震わせては、更に腰を下ろしていった。

「・・・ひなた」

吐息を吐くように呼ばれた名前が、いつも媚薬のように溶け込んでいく。

更なる快楽を求めさせるように、私を獣にする。

「あ、ぅ・・・ふぁ・・・っ」

声が・・・戻ってくる。
戻って来なくても良いのに、大きさを増して返ってくる。

耳を塞ぎたくなるけれど、そんな余裕が無いのもまた事実で。

「・・・ひぁっ!だ、だめ・・・っ!」

彼の手が胸の膨らみに添えられたかと思うと、蕾を指で優しく刺激されて。

今はまだ駄目なんだと首を振ってみるが、それは全て逆効果になってしまう。

ただそこに快楽というものがあることに、間違いは無い。

「んん、っふ・・・あぁ・・・ッ」

理性を失った体というのは、本当に正直で。

快楽が与えられれば反応はする上、飢えている時にそれをチラつかされれば求めに行ってしまう。

理性が無ければ・・・考えることすらしなくなってしまう。

嫌になる程。

「・・・っは、・・・はぁ・・・っ」

全て、入った。

彼の上に完全に座った事を感じると、一度呼吸を落ち着かせるように長く吐く呼吸を繰り返した。

「・・・ひなた」

彼の手が頬に触れた時、その温かさに一瞬戸惑ってしまって。

まるで違う誰かに触れられているみたい。

そう思ってしまう程、私は彼の手に安心感を覚えていたのかと、改めて思い知った。




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