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【安室夢】恋愛ミルクティー【名探偵コナン】

第84章 教えて※




着ていた服を取り払われ下着姿にされれば、その熱が如何に異常なのか分かる。

まだ肌寒い季節なのに、その寒さを感じない。

感じるのは、彼の体温だけで。

「・・・っ・・・」

彼が上着を脱ぐと、その意外と筋肉質な褐色の肌が目の前に晒された。

初めてではないはずなのに。
それは酷く新鮮に感じて。

何故かこっちの方が恥ずかしくなり、思わず視線を逸らせた。

「どうしてすぐ僕から目を逸らすんだ」

何故か、なんて分からない。

自覚はある。
けど、先に体の方が動いてしまう。

「つ、つい・・・」

それでも視線は戻せない。
一つ分かるのは、半分は羞恥が占めているということだけ。

「・・・!」

顎をぐっと掴まれながら顔を向き直されると、そこには、思い出せないのに確実に降谷零だと分かる彼がいた。

鋭く、私だけを真っ直ぐ見つめる目。

その目に、何度も吸い込まれそうになったことがあるのを思い出しながら、離せなくなって。

「・・・っ、ん・・・!」

注意が完全に逸れている中、下着の隙間から忍び込んだ彼の指が、蕾に軽く触れた。

それだけなのに、体は大袈裟な程にビクッと大きく震えて。

「ひ、ぁ・・・ッ!」

それに加えて、彼の舌が今度は耳を這って。

ゾクゾクと背筋から沸き上がるような快感に、思わず声を漏らした。

「んっ、ぁ・・・や、零・・・っ!」

耳朶を口に含まれ舌先で刺激を受ければ、また背筋から上がってくる。

いつの間にか下着はズラされ、指で蕾を刺激され続ければ体が反応しない訳が無い。

でも、まだもどかしさが強い。

早く、快感が欲しい。

そう思っていたのに。

「・・・ッ・・・!!」

彼の指が腹部を這って、下着へと侵入していった時だった。

何か、大きな不快感のようなものを覚えたのは。

「零・・・っ」

クチュッと僅かに鳴った粘着質な音と共に、彼の指が秘部に触れた瞬間、思わず彼の体に爪を立てるように縋りついた。

そこには確実に分かっている感情が、一つだけあって。




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