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第1章 出逢い


出逢いから2年。

すっかり仲が変わりました。
それでも私は変わらず。。。好き。。。

この気持ちはずっと変わってないのかな?
最初の出逢いを思い出す。。。



『いらっしゃいませ。』
私はお正月休みも無く働いていました。
私、佐々木 めぐみは前日に37歳を迎えました。
誕生日に、お祝いしてくれたのは親だけ。
そんな悲しい誕生日の次の日に新しい光をみつけました。
たまたまお客さんで来たのは可愛い顔をした青年。
マンガ喫茶にはよく来るタイプの青年でした。

『会員証はお持ちですか?』

私が訪ねると、ボソボソとした声で、

『ありません。』

青年はちょっと挙動不審で辺りを見回していました。

『それでは、こたちらにご記入と、身分証明書をお願いします。』

私は慣れたよぅに淡々と進めていく。

福田 優弥。。。

なんにも気にせず、会員証を作り一通りの説明の後席の札を渡す。
挙動不審なまま彼は席の方へ歩く。

『あんまりこーゆー所には来ないのかな?』

キョロキョロと見回しながら進むのをただ見ていました。

またカウンターに一人になった私は、内緒で本を読み出す。

すると。。。

さっきの挙動不審くんからのコール。。。

『はい、フロントです。』

言い終わったか、終わらないかの時に。。。
彼は
『Free!のマンガはどこですか?』
探して見つから無かったのか訪ねてきました。

それもそのはず。

そのシリーズは私が全て持ってきている。
慌てた私は
『すぐそちらにお持ち致します。』

焦りで心臓がおかしくなるかと思った。

席まで届けてホッとした昼下がり。。。

なかなか読まれないマンガだったので、気になってました。

そして彼はまた挙動不審でお会計に来る。

帰り際に、『あのマンガ。。。お姉さん好きなんですか?』と他愛もない会話をして

彼は、

『あのマンガを好きな人に会えたので、LINEを交換しませんか?』

意外と積極的な感じに、ちょっととまどいましたが交換しました。

すると、LINEで会話をするようになり、色々な共通点があることに気が付いていきました。
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