第8章 病院
私は病院にいた。
びっくりして慌てて体を起こそうとしたんだけど、点滴がついてて無理だった。
確か、市川と一緒にいたんだけど…。
横を見たら市川がいた。
「ねえ、私どうしたの?」
私は尋ねた。
「倒れたんだよ。土手で。」
そう答えてくれた。
「で、帰りたいんだけど。」
私は言う。
「無理だ」
と言われた。
「だってただの貧血でしょ?」
って聞いたけど答えてくれなかった。
ベットから外を見ていたら看護師さんが来た。
「あの、私は病気なんですか?」
「えっと、今からそのことを先生が言ってくれます。」
なんか怖かった。
先生が来た。
不整脈だとのこと。
なんだろう。不整脈って…。
申告されて二日がたった。
やっと退院できた。