• テキストサイズ

恋桜

第10章 二学期


市川に事実を聞けないまま二学期に入った。
あの日、私はなにをしてたのだろう…。

二学期最初の授業は音楽だった。
私は、趣味程度でだけどピアノを習っているから音楽もそこそこ得意だ。
気を付け、礼で音楽の授業は始まった。

「合唱コンクールの伴奏者と指揮者を二名ずつ選んでもらいます。」
音楽の那須先生は言った。

伴奏やってみたいのはやまやまだけど、そんなにうまくないから…。
そんなことを考えていると、数人のクラスメイトが私を推薦してきた。
「え、私なんかが無理に決まってるじゃん。」
って言ってみたけど…。

このクラスでピアノを弾けるのは私と兵案さんだけだったから強制的に伴奏者になっていた。

指揮者は田中さんと川崎さんだった。

自信はないけど…。
頑張らなきゃ!
/ 16ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp