• テキストサイズ

【ヒロアカ】許してね、ヒヤシンス【R18】

第31章 夢はいつも唐突に消える



 もう一度目が覚めたその時に、隣に先生がいて幸せだと思ったなんて。幸せなど感じて良い関係では無いのに。

「ん、おはよう」

 優しげな瞳が細められて、頬をカサついた指が滑る。そのまま顎を掬い上げられてまた降ってくる唇。今度は軽く触れるだけのもので、離れた唇が薄く開かれた。

「水分、話がある」


 ああ、最後通牒を突きつけられる時がきたのか。

 私の心はどこか妙に冷静だった。



/ 179ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp