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【ヒロアカ】許してね、ヒヤシンス【R18】

第29章 半透明に満ちて空っぽ(裏)




「水分、好きだよ」

 優しく私に降りかかる言葉は、痛みも共に連れてくる。これからする行為の前置きのような、口上のような、そんな言葉なのに、それでもその“好き”の二文字に浮かれて、沈む。

 真白いシーツに散らばる私の髪を掬いあげて唇を落とす仕草に目を奪われて。その優しい手つきと視線に愛されていると錯覚してしまう。

 先生のこの優しさもこれからする行為もこの関係すらも全て、私への罪悪感からくるものだとわかっているのに。


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