第2章 : 1st
目が覚めた時、少女は家の前に立っていた
そしてどうしてか先程の女性が持っていた鈴を手に持っていた
ぼーっと鈴を眺めていると家の中からばば様が出てきて
「おかえり蒼、
今ちょうど蒼が迷子になってないか探しに行くところだったんだよ
よく迷子ならなかったねえ」
迷子になってたはずが家の前にいて自分も正直驚いていたが
ばば様のもとに帰って来れて嬉しかったのかさほど気にはしなかった
『うん!ただいま!!お腹すいたよ〜』
まさかこの先の未来でまたあの女性と会うことになろうとは
思ってもみなかった