第3章 最初の出会い
その時、チョロチョロチョロ…
どこからともなく水音が聞こえてきた。三郎が音のする方に目を向けると…。
「あ…あ…」
鉢「お前…!!」
ゆうきの太ももを生温かい液体が伝い、地面に染みを作る。
「や、やだ…見ないでくださっ…ごめんなさ…」
三郎も目の前の光景に思わず後ずさる。
あまりの恐怖にゆうきは粗相してしまったのだ。しかも、しばらくの間トイレに行けていなかった彼女の尿意は知らず知らず高まっていたようで、ここぞとばかりに溢れ出す。
「やぁ、止まらないよぉ…!!」
ゆうきは恥ずかしさのあまり、座り込んでしまった。
そして、倉庫の戸が開き、三郎の応援が駆けつけた時、ゆうきは意識を失った。