第3章 最初の出会い
ダンッッッ!!
「うっ……」
容赦ない力で押され、壁にぶつかったゆうきは、その衝撃に思わず呻き声をあげる。
鉢「どんな武器を使おうとしたんだ。出せ。」
ゆうきはふるふると力なく首を横に振った。
三郎は、はぁ…っと面倒そうにため息をつくと、ゆうきの両手首を片手で掴み、グイッと上に持ち上げた。
「いたっ…!」
鉢「お前変な服を着ているな…」
ゆうきはいたってシンプルなブラウスとスカートにカーディガンを羽織り、移動で疲れないようにとスニーカーを履いていた。
私からしたら貴方の方が変な服よ…と思っていると、服の上からカリッと乳首を引っ掛かれ、ビクッと身体が反応してしまう。