第18章 作法委員会
仙「よし、本日は首実検用の生首フィギュアの手入れを行う!」
「くびじっけん!?何それ!…ああああぁぁ、いたたたたたたた!!!;;」
歴史好きの血が騒いだゆうきは、聞き馴染みのない言葉に食いつくや否や、その場に蹲った。
兵「どうしたんですか!?」
黒「ゆうきさん!」
一年生2人が心配そうに駆け寄る。
「あ…あ…あ…あしが………しびれた;;」
仙「そりゃあ一年生とはいえ、2人の人間の頭を足に乗せてたらそうなるだろう。」
綾「逆によく今まで平気でしたね」
兵・黒「ゆうきさん、ごめんなさい〜」
2人が心配そうにゆうきの足にちょんと触れた。
「ぎゃーーーー!!!!やめてー!!!触らないでー!!!」
浦「ちなみに兵太夫は分かっててわざとやってて、伝七は本気で心配してやってます。」
「そんな解説いいからー!!;;」
「「「「プッ!!!アハハハハハハハハ!!!」」」」
ゆうきの必死な様子に思わず忍たま全員が吹き出し、作法部屋は笑いに包まれた。ゆうきの足の痺れは治まるまで5分ほどかかったが、この痺れのおかげでその日は和やかな委員会活動を送れたのであった。
仙(…怪しい点はまだまだあるが、危害を加えることはなさそうだな。いや、まだわからないか…。それにしても喜八郎は後でみっちり説教だ。)
綾(何か嫌な予感がする…。)