• テキストサイズ

異世界へのいざない【落乱】

第17章 生物委員会


ゆうきが忍術学園に来て1週間経った。
この日も食堂と事務の手伝いを難なくこなすと、ゆうきはある場所に向かった。

「八くん!」

竹「おー来たか、ゆうきちゃん。」

ゆうきは生物委員会が管理する飼育小屋に来ていた。そこには委員長代理の八左ヱ門を始め、生物委員会の面々が揃っていた。

夢・虎「「ゆうきさん!!こんにちはー!!」」

「三治郎くん、虎若くんこんにちは!」

ゆうきは一年は組の良い子たちと、すっかり仲良くなっていた。

「一平くんと孫次郎くんもこんにちは。」

上・初「「こ、こんにちは!」」

ゆうきに名前を覚えられていた嬉しさに、上ノ島一平と初島孫次郎は笑顔を見せる。

「生物委員会は一年生ばかりなの?」

竹「いや、もう1人三年の…、あ、来た来た。孫兵遅いぞ!」

孫「すみません、ジュンコがお腹減ってたみたいで…」

「伊賀崎くん、今日はよろしくね。」

遅れてきた孫兵にゆうきは頭を下げる。

孫「ええ、よろしくお願いします。」

素っ気なく会釈をした孫兵とは反対に、彼の首に巻かれていた蛇はゆうきに興味を持ったようだ。

シュロロロロロ…

ジュンコは頭をゆうきの方に伸ばし、ゆうきに近づく。

夢「ゆうきさん、気をつけて!ジュンコは毒蛇なんです!」

虎「ジュンコ嫉妬深いから女性に敵意を抱くことがあるんです…!」
/ 145ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp