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極甘*赤司*高尾*黄瀬 【黒バス】 【短編集】

第37章 雨@黄瀬@


「今日、傘忘れたんでしょ?
俺が送ってあげるっス!」


…な

何で知ってるの?
私が傘忘れたって!エスパー?!

雨降りだしたのもさっきだし…

てか何で傘持ってんの?!エスパー?!←


「え、何で知ってるの?
部活は?」


今はまだ部活時間内
こんなとこで油売ってちゃダメじゃん


「部活は、俺が
『彼女が!ユウっちがピンチっス!』

って叫んだら早退させてくれたっス。」


いやいや
おい!

だめでしょ!

「…俺、前までと違って最近はちゃんと部活出てるし
一生懸命だし
もともと休み無いから、たまにはいいだろって
先輩が言ってくれたんスよ。」

「あ、そーだったんだ…。
で、何で傘無いって知ってるの?」

まだこっちの質問に答えてないもんね!


「それは…
体育館からユウっちが見えて!」


……いやいや

体育館って遠いでしょ?


どんな目してんの?!←
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