第35章 独占欲@赤司@
あの店を後にし
他の様々な店を回る
やっぱり征十郎はマキシにこだわるようで
多くのマキシを試着した
やはりそこでも可愛いのオンパレード
何故ああもさらりと言えるのか
さっきの店ではカーテンを開けた直後に
征十郎の口を手で塞いでしまった
「僕に感想を言わせないとはどういうつもりだい?」
「感想って…可愛いしか言ってないじゃん!
てか恥ずかしい!」
「…可愛いを言うにも色々なニュアンスがある。
それに僕は素直な気持ちを述べているだけなのに、
何故恥ずかしがる必要があるのかわからないね。」
「~~ニュアンスとかわかりづらい!
恥ずかしくないのは征十郎だけ!」
カフェで一時休憩をとる
征十郎は私が恥ずかしがっているのや
怒ってるのを見て楽しんでいるみたいだ
パフェを頬張りながら精一杯怒りを表現するも
征十郎に効くはずがない
「っもう!
私これからこの辺りの店、行きづらくなるっっんん!?」
いきなりキス!?
カフェだよ!?外だよ!?
「…甘い。」
自分の口元を舐めて言う
色っぽすぎる……//
しかもキスされたのが嬉しくて喜んでる自分がいる
「………甘い、じゃ、ないよ、ばかぁ……/////」
怒ってるつもりだけど
全然そんな風に見えないような言い方になってしまった