第35章 独占欲@赤司@
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結局、最初にマキシを見たあの店に戻ってきた
私は出来れば戻りたくなかったが、あれが一番良かったのだから仕方がない
「あっお客様!
戻ってきて頂いたんですね!」
と言う店員さん、ガッツリ覚えられている
「は、はい…
ハハハ、ハハ、ハ……。」
ひきつる笑顔で対応した
もうひとつ別の服も買い、ポイントカードが発行されたが
これを使う日は恐らく来ないだろう←
さらに追い打ち
「久しぶりに青春を思い出したわ~^^
いいもの見せてくれてありがとう。」
と言う店員さん、ポイントを3つ分おまけされてしまった
「良かったじゃないか。3つは大きいよ。」
と帰り道楽しそうに言う征十郎
絶対わざとだ
「もう行けないよ、恥ずか死ぬ…。」
そう言ったところで私は思い出した
「征十郎!
征十郎のしたいことは?!」
怒りですっかり忘れてた!
ヤバ!
「僕かい?
じゃあ、いつもデートはその服で来てほしいな。」
私の焦りは無用だった
じゃあ、って…
今考えたの!?
しかも、それって普通嫌なんじゃ…?
「え、何で?」
素直に尋ねることにした
そしたら
「それは……
僕以外に、ユウを見られてると思うと嫌でね。
スカートの下を見られるのは、僕だけでいい。」
「ぶふっ
何言ってんの!?」
「ユウを独り占めしたいんだ。」
「//////」