第35章 独占欲@赤司@
なんて条件のいい……!
征十郎はいつの間にこれをチェックしてたんだろう
そんなに目立つ所にあったわけじゃなさそうなのに
「もう買っちゃおうかな…。」
征十郎が勧めてくれたこと
条件がいいこと
それだけで、マキシを着こなせるかという問題は
頭の中から消えた
そんな私の呟きに、
征十郎は冷静に答えた
「まだ決めるのは早い。
サイズや、他の店に値段がもっといい物があるかもしれないだろう?
まずは試着だ。」
「あっ
そうだった!行ってくる!」
女子である私より
服選びに慣れてそうな発言だった
本当になんでも知ってるんだなぁ
…なんか、私の女子力じゃ料理とかも敵わなそう…
若干自虐的になりながら試着室の許可をもらい、試着を始める
「マキシ」
私って、ズボンはショートパンツだし
スカートはそこまでじゃないけどミニだし
冬以外で長い丈ってあんまり着なかったんだよなぁ…
似合ってますように!