第34章 夢じゃない@黄瀬@
お前、私は待ってたんだぞ。
って言いたかったけど
帰りが遅い事にちょっぴり不機嫌だった私も
誘われて、おもいっきり甘えられたら
怒るなんてできない
「これから私、涼太の欲求に応えられない。」
「言い回しが不適切っス!
ってかどういう事っスか!?」泣
「実は………
なんと!」
「なんと?」
「涼太、
お父さんになるよ!」
「………はぇ?」
何とも間抜けな声を上げた涼太
ハッとして持ってた鞄を投げ飛ばし
私を抱きしめる
「ホントっスか?!
ホントにほんと?
嘘じゃない?!」
「…嘘ついてどうするの?
抱きつくのも、あんまり強くしないでね?
お腹に衝撃いっちゃう。」