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極甘*赤司*高尾*黄瀬 【黒バス】 【短編集】
第15章 俺のもの@高尾@
和成君がいた
すぐに声をかけようとしたが
口を開きかけてやめた
和成君からはあの明るい雰囲気を
全く感じられなかった
近づく私の足音に気付き、和成君が顔を上げる
「ユウちゃん…。
ハハッ、どうしたの?
家逆っしょ?」
笑顔を作って言う彼
もう
上手く隠せてないよ
「和成君、泣いて…たの?」
思わず言葉が出てしまった
和成君はすぐにそっぽを向き
泣いてねーよ…と呟いた
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