第15章 俺のもの@高尾@
私はミーティング前に赤司君にメールをした
本当はメールで言いたくはなかった事
とても嬉しかったけど
応えられない事
感謝している事
私は和成君が好きな事
赤司君は全部わかった上で言ってくれていたらしい
私がこの気持ちに気付けたのは赤司君のおかげだったんだ
私の事も、本当は好きではなかったらしい
なんか掌で転がされてた感じかな
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赤司side
「何笑ってるの?どうかした?」
帰りのバスで玲央に問いかけられた
顔が思わず緩んでいたのだろうか
「いや…なんでもないさ。」
俺の嘘を信じて疑わないユウ
悲しさよりも愛しさが心に残った
僕が彼等の障害にはなりたくない
本当はずっと
好きだった