第1章 プロローグ
§ミコside§
夢を見る。
毎日毎日、同じような夢を―――。
「大きくなったら、僕のお嫁さんになってよ!ミコ!」
『うん!いいよ!××くん!』
「約束だよ!絶対!」
『うん!!』
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『お母さんっ……お父さんっ……』
「君の個性は極めて稀だね。僕と一緒にきてもらおう。」
『嫌だっ……誰か……たすけてっ……××っ……』
『私は……?ここは……?どこ……?××は…?
××って…?だれ……?』
「もう大丈夫だ!少女よ!
私がきた!!」
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