第1章 Fate短編・SS
私がロングスカートに履き替えて少し経ってからみんなが集まってきた
結局士郎がご飯全部作ったのと色々と私の説明をしてくれたみたいだった
持つべきは弟、だなあ いい弟を持った姉でほんとに幸せ
しばらく食べながら話(筆談)してたけど半分ほど料理がなくなったところで
アーチャーが作り足していた 士郎はおもしろくなさそうだったけど
このまま何事もなく過ぎ去ってほしいという願いは聞き届けてはくれなかった
「雑種、遊びに来てやったぞ!」
きた。というかきてしまった。
平穏な空間が音を立てて崩れた気がした
あまりにも驚いた私は口を開けてしまったのだ
そう にゃーしかいえないのに。
『にゃ!にゃんにゃみゃみゃみゃう?(な なんでここに)』
あたりがしんと静まる
当然だ それだけのことをしたのだ
終わったと思った
「っく、くくっ、実に愉悦だ!もっと我を愉しませろよ」
・・・なんか不服なことに英雄王にはウケタみたい
でも、嬉しくない・・・
「帽子なぞつけなくても良いだろうさっさと外せ」
『にゃにゃにゃにゃにゃみゃみゃう!!(それだけはやだ)』
もう止まらなかった どうしようもなかったのだ
「嬢ちゃん、ほんと飽きねえわ」
笑う狗 妖しい笑みを浮かべる金ぴか 苦笑する紅茶
何か考えている赤い悪魔 好奇心が隠れていないピンク服
なんかもう、どうでもいいや
何を思ったか私は帽子を脱いだ 今まで隠していた耳が現れた
息を呑む音が聞こえたが気にしない
「君にそのような趣味があったとは・・・否定はしないが」
うるさい アーチャーには言われたくないわ
私は嫌いではないが・・・とか聞こえたきがするけど気のせいだなきっと