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ジャンル混同短編・SS収録1

第1章 Fate短編・SS




『じゃ、ソーダアイスを買おうかな ひとつ頼みます』

「おう!嬢ちゃんならそういってくれると思ったぜ!
おっと、いけねぇ つい口調がな 店長にも言われてるのに」

ソーダアイスをとり、何やら楽しそうにレジにかける

再度言うが面白い店員である
なぜそう思ったんだとか店長にも言われてるという割には嬉しそうだとか
気になりはしたがそのままアイスの料金を払った

「ありがとうございましたー」

それが、私と彼の初めてあった日
それからもコンビニへ行く時にはソーダアイスを買うようになった

彼はランサーというらしい
私も名前を教えたが相変わらず嬢ちゃんと呼ばれる
口調は例のくだけたもので、親しい間にはなった

そんなある日のこと
バイトのない日に一緒に遊ぶことになり適当な服をきて向かった

「よっ!嬢ちゃん まずはその辺でも歩こうか」
そう言って歩いた先は釣り堀である

私は釣りなんて初めてで、それをランサーは知っていて
初心者でもわかりやすく説明してくれた

私でも何匹か釣れたのはきっとランサーだったからだと思う
会うたびに好きになっているようだ ランサーには伝わっているのだろうか

なんて うぬぼれなのかな
そのあとは釣った魚を焼いて食べたり海岸沿いを歩いたり他愛ないお喋りをして
また遊ぼうという約束をしてわかれた


「『馬鹿なやつ』」


帰り道、ふと呟いた声がランサーと重なって聞こえたのは幻だろうか


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