第1章 はじめ
とある戦乱の中、赤ん坊が二人片割れは金髪で片割れは赤髪、そこに一組の男と女二人の両親であり二人の髪と同じ色をしていた。
クシナ「ナルトとメンマ!ごめんなさい。頑張ってね。」
母親の方が力尽きると父親は自分の生が尽きるとしても、息子に九尾を封印した。
時は流れて二人が3つになると片割れは血継限界が使えるようになっていた。
『じぃじ、なんれすかこれ?』
3代目(これは、木遁!この子達に何があるというのじゃ。)「すごいのう、メンマ。」
それ以外はそんなに変わらない、普通の子達。
舌っ足らずに言うこの子にどんな宿命があるかなんて誰も知らない。
そんな赤毛の少女は母親とパッと見似ているせいで、大人の方々は口々にハバネロ!と呼び。
ナルトが九尾と呼ばれるのとは違い愛称なのだが、そんな大人が怖いのか人前に出るとびびって隠れるくせがついてしまった。
『じぃじ、ハバネロってなんれすか?』
ナルト「九尾、九尾って俺に尻尾ないってばよ。」
完全にこうなる事をわかっていたはずなのに、3代目のばかぁ!!
みたいな。
まぁ、愛称とわかった数年後の反応は。
他「ハバネロ!」
『あぁ?だから?赤毛可愛いでしょ?』
ってなったりするのだが。まだまだ先の話である。
「『じぃじ!!じいちゃん!!』」
はてさてどうしたものか。
まぁ訂正しないままになってしまうのだが。
一人さびしく歩いて誰も居ない道を歩いている頃。
ナルトじゃない足音が後ろから近づいていた。
メンマが振り替えるとそこには黒髪を後ろでくくってる男の子だった。
『びっくりしたぁ。』
「びっくりしたじゃ、ねぇだろっ。」
夕焼けが沈む頃出会った二人はお互いに赤を隠すように夕焼けでごまかされていた。
「まいごか?」
『ちがっ…。』(確かにナルトを探して外に出たけど。)
「自己紹介まだだったな。俺は奈良シカマルってんだ。母ちゃんに怒られるから送ってから帰るな。」
『えっ、良いよっ。私はうずまきメンマよろしくね。』
この幼い子供の行動はなんと言うか初恋の衝動をかりたてたくなるようで当時4才である。
ナルト「メンマ~帰るぞ。」
『うん、またねシカマル君。』
金髪と赤髪の帰る姿を俺は見送った。
続く