第2章 お友だち
私って、友だち少ないんだな
改めて知って
涙が出そうになった
そんな事を思ってると
1人の女の子が傍に来た
なんだろう…
「 あの、間宮夏奈生さん、ですよね?
中学校が一緒だったの覚えてますか?
加藤真菜です。 」
中学校…?
あっ、思い出した!
忘れてたなんて、最低だ。
真菜ちゃん、覚えててくれたんだ!
私は、嬉しくなって
勢いよく立ち上がって
「 はい!間宮夏奈生です。」
と言って、思いっきり椅子を
倒してしまった。
教室中に 『 ガタンッ! 』
と椅子が倒れる音が
しっかりと響き渡った