第5章 ルカー匂い番外編ー弱点罰シリーズ
「ーーっ、ぁぁっ、出ちゃ、うッーっ」
潮を噴いて崩れ落ちたアリスはルカの膝に額をつけて耐えていた。ルカは慌ててアリスの元へしゃがもうと身体を動かす。
パリンッ
ガラスが割れる音が部屋に響く。
「、え?」
ルカが思わず振り返るとテーブルの角に置いたはずの香水の瓶が床に落ちて割れていた。
「、ぁ、うそ、だ、」
その数秒後アリスはやっと床に落ちた瓶を視界にいれた
「っ、!?、ぁ、ああーーーッーーっ、、」
そしてそのまま意識を失った。
「…、すみれっ、ねぇ、すみれっ!…ごめん、っ」
半分で壊れかけていたアリス。この香水の瓶の量に耐えられるわけがない。ルカは気絶してしまったアリスを優しく抱き上げベットへと運ぶ。
「…、気、失っちゃった、」
わざとではないとはいえ意識を保てなかったのは事実。それは特別ルールを破ったことになる。ルカは申し訳なさと意識が戻ったあと罰を受けなければならないアリスへの心配で顔を歪めていた。
でもーそれだけじゃない。
罰を受けて耐える、アリスを見てみたい。
隠しきれない欲望が自らの中にあることが怖い反面抗えないのも事実。乱れる彼女が見たい。全部全部見たい。
「っ、すみれ…、こわく、ないから、ね?…そばに、いるから、…こんな、意地悪な俺のこと、嫌いになる、かな…?」
優しく頭を撫でる。
ルカはアリスが起きるまでその頭を優しく撫で続けた。
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