第1章 必読と主なルール説明
数十年、数百年…何年周期かは掴めないが不規則なタイミングでやってくる"交換の約束"
科学の国と不思議の国が仲を取り持つために結ばれた契約である。
期間は1ヶ月間。その間アリスは元の国へは帰れない(リタイア以外)
アリスたちは赤と黒それぞれの軍の幹部たちの人数と同じで降り立った瞬間に運命の相手だとわかる。
以下ルール↓
1.ルールの紙の指示通りに行動すること
何をしても消えることはないルールの紙が出す課題をクリアする。課題をクリア出来なければ最初から課題のやり直しが命じられる。又それぞれの課題にはクリアとは別に一つずつ必ず守らなければならない特別ルールがある。
1.課題をクリアする
2.特別ルールを破らない
課題クリア失敗→やり直し→それもできない(登場人物判断)→特別ルールと同じ罰
特別ルールを破る→罰
どちらも罰を受ける最中は魔法の力によって逃げられない。アリスに魔法を弾く力はない設定。(逃げる方法はリタイアのみ)
2.リタイア
交換の約束を続けられないと思った場合リタイアの紙へサインをすることで約束を破棄することができる。しかしサインをするということは科学の国とこの国の戦争を意味している。
3.結びの証
1ヶ月のうちどこかのタイミングでお互いがサインすることで成立する紙。運命の相手と結ばれた証となる。(カップル成立的な)サインをせずに帰った場合もう二度と会うことはできない。サインすれば満月の夜にお互い行き来ができるようになる。(破棄するには紙を燃やすしか方法なし)
赤と黒、どちらの軍の幹部たちも幼い頃から何度も何度も聞かされてきたはなし。
ー運命の相手がいるかもしれない。
ーもしかしたらその子が現れるかもしれない。
ー自分が生きているうちにその周期がきたら…
誰もが想像し胸を高鳴らせまだ会ったこともない、本当に存在しているかもわからない自分だけのアリスに夢を馳せていた。不思議な片思いだ。
けれど大人になればわかってくる。その話は迷信なのではないかと。あるはずがない話。ただの作り話。
そう理解しはじめても、それぞれが諦めきれずまだどこかで信じていた。自分だけのアリスに会えるのを。
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