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Instead of drink

第1章 誘われて






窓もない、密室。

フサガレタ部屋と・・・・・

息もつけないほどのこの間。

ただ、彼の指先を見つめていた。































 

 

 

 




Instead of drink







































 

 

 

 

 

ずっと見てきた大好きなチーム。

名門青学という重い、重い看板を背負いながら。

でもそれは、の思いすごしだった。

メンバーの誰一人、重い看板だなんて、思っていなくて。

寧ろ誇りに。

より楽しむために。

自分の強さに挑戦するために。

そんな、彼らが、青学テニス部大好きだった。

だから、彼らの試合は毎回目で追ってきたし、それが自分の生活の一部でもあったから。

そういわれたときは、夢のようで。


「一緒にカラオケでもいこうよ」


自分のことを知っていてくれたという、真実に涙が出そうだった。

ただ僅かに欲を言わせてもらえば、それを言ってくれたのが白い帽子がトレードマークの奴ではなかったことだったが。

は、スマートフォンの中からナマイキな目でこちらを見つめるそれを見つめて誘われた場所へと向かっていった。
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