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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第12章 工藤有希子




そういえば
赤井さんは私のこと
有希子さんに何て伝えてるんだろ


まさか
怪しい女を監視するため
家に置いてもいいか、とか
言ってないだろうな…


コナンくんも上手く
説明しとくって言ってたし
そこは2人で話を
合わせているんだろうけど


『赤井さーん
有希子さんに私のこと
何て伝えてるんですかー?』


書斎でコーヒーを飲みながら
パソコンを触ってる赤井さんに
話しかけてみた


赤「俺の恋人が危険に晒されてるから
匿いたいと伝えている」


『……え?
今何て言いました?』


赤「だから、俺の恋人が…」


『ちょ、またそうやって…!』


ずかずかと赤井さんの側に寄って
仁王立ちで怒った素振りを見せる


赤「なんだ、恋人じゃ不満か?」


『うわっ!』


赤井さんに腕を引っ張られて
引き寄せられる


片膝を椅子に座ってる赤井さんの
足の間について腰に手を回される


『恋人とか、不満に
決まってるじゃないですか!』


赤「じゃあ、妻になるか?」


『なっ…!』


そういう意味じゃないっ!


顔を真っ赤にしながら


『…もういいです…っ
離してくださいっ』


と俯いて
赤井さんの胸板を押した


それでも赤井さんは
離してくれない


赤井さんの顔を見ると
ニヤリと笑っていた


『もう、からかうのは
やめてくださいってば…』


赤「葵に
渡したいものがあるんだ」


急になんだと
きょとんとしていると
ポケットからキラキラ光る
何かを取り出した


『…ネックレス?』


赤「あぁ」


そう言いながら赤井さんは
私の首の後ろに手を回す


『…綺麗』


真ん中で小ぶりな石が
キラキラと光っていた


赤「小型のGPSが付いてるから
肌身離さずつけとくように」


『……え?』


赤「また誘拐されたり迷子になったら
敵わんからな…
ちゃんと飼い主が見つけれるように
首輪を付けておかないとと思ってな」


そう言って満足げに
ニヤリと微笑まれた






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