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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第9章 初めての晩酌※




赤井さんがお酒を持って
戻ってきて私の横に座る


グラスにブロックアイス、
バーボンを指2本分ぐらい注がれて
上からミネラルウォーターが注がれる
マドラーでくるくると回して
それを渡される


その一連の流れが
どこかのバーテンダーに見えて
見惚れてしまう


『ありがとうございますっ』


手に取りブラウン色の
液体を眺めた


赤井さんはロックグラスに
球体のアイスを入れ
なみなみバーボンを注ぐ


赤「乾杯」


チンっといい音が鳴る


『いただきますっ』


一口喉の奥へ流した
その瞬間何とも言えない
大人な味が口内に広がり
強い香りが鼻から抜けていった


赤「どうだ、バーボンの味は」


『…嫌いではありませんね』


赤「ホォー…
これからは晩酌の
相手に困らなさそうだ」












ーーーーーーーーーーーーー


あれから何時間経ったのか


すっかりおつまみは平らげて
私は結構酔いが回ってきて
うとうとし始めていた


ふと赤井さんを見ると
表情一つ変えずに優雅に
グラスを傾けている


私の視線に気づき
こちらを向いて


赤「もう酔ったのか?」


なんて聞いてくるけど
結構飲んだと思いますよ…私


そのまま赤井さんの
肩に寄りかかった


『赤井さん…もう寝ましょうよ…』


重い瞼を擦りながら言った


赤「そんなに一緒に寝たいなら
構わないが」


『そんなこと…言ってません』


赤「はいはい」


って言われながら
姫抱きされる


もうその行動に
驚かなくなっていた


私の部屋へ連れて行かれる


そのままベッドに運ばれて
赤井さんも隣に潜り込んでくる


『ちょ…赤井さん…』


赤「なんだ」


頭を撫でられて
その心地よさに一気に
眠気がおそってくる


『…今日だけですからね』


そう言いながら
目を瞑った


ちゅっとリップ音をたてて
頭にキスされる


赤「おやすみ」







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