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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第83章 解毒薬※




哀ちゃんからの電話が来てから
もう随分と時間が経つ


行為が終わってから
2人してベッドで休み
しばらくしてからシャワーを浴びて
用意が完了したところだ


元の姿に戻った時に着る、
着替えと靴を持ち
玄関で小さな靴を履いた


先程の行為のダメージが残っているのか
やや腰が痛いと摩った


赤「大丈夫か?」


私はムッと頬を膨らませ


『この性欲おばけ!ロリコン!』


と言ってやった


赤「すまない、ほら良い子だから
機嫌を直してくれ」


秀一さんは怒らず
困った顔をしながら微笑み
私の体を抱き上げ、玄関の扉を開いた


駐車場に停めてある秀一さんの
愛車のマスタングまで
ゆっくりと歩き出す


私は抱き抱えられたまま
頬を膨らませていた


優しい風が2人を撫でる


空は暖かな赤だ


この時間帯が好き


膨らませていた頬は緩み
空を見ていた視線は秀一さんの顔へ


腰が痛いとか
子供の体力を考えろとか
すぐにどうでも良くなった


穏やかな気持ちで
秀一さんの頬にキスをする


秀一さんは歩みをやめ
私の顔を見て目を見開く


驚いている様子だ


『仕方が無いので許してあげます』


すると見開いた目は細くなる


赤「ふっ…女の気持ちはコロコロ変わる…
どうしたんだ?」


ふと、とても愛おしく感じた
だなんて口にするのも恥ずかしい


『何でもありませんよーだ』


秀一さんは私の体を高く持ち上げると
私の頬にキスをした


赤「機嫌を直してくれたみたいで良かった」


ふっと目を細めたまま笑う秀一さんに
ドキドキした


『早く行きましょう、
哀ちゃんが待ってますよ』


赤「ああ、そうだな」


私たちは再び歩みを進めた




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