• テキストサイズ

【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第83章 解毒薬※




平穏、平和、安定、安心
この様な言葉がぴったりと
当て嵌まる日々を送っていた


私はリビングで
工藤邸から借りて来た本を
読み終えた頃
秀一さんがスマホを耳に当て
電話をしながら仕事部屋から出てきた


赤「わかった…、用意が出来次第
そちらに向かおう」


お出掛けかな?


と思っていると
私の元へ来るや否や
ふわっと抱き上げられた


赤「漸く完成したらしいぞ」


え、なにが…?と
顔にクエスチョンマークを浮かべた


赤「解毒薬だ。
元の体に戻れるぞ」


と言われて
先程の電話は哀ちゃんからだと
理解すると同時に
漸く完成させたのかと
嬉しさが込み上げた


『やったー!
早く哀ちゃんの所に行きましょう!』


もうこの小さい体とはおさらばだ


わくわくと胸を躍らせながら
秀一さんの顔を見上げると
うーん、と何故か唸っていて


『どうしたんですか?』


と聞いた


赤「この愛らしい君の姿を
見れるのは今日で最後かと思うと
少し名残惜しくてな」


そう言いながら
抱いていた私の体を
少し持ち上げ
目線の高さまで上げると
ちゅーっと唇に
キスをしてくる秀一さん


赤「よし決めたぞ
最後に堪能させてもらおう」


『ばっか、何言ってるんですかっ!
あっ…こらっ…そっちは寝室!』


スタスタと寝室へ向かい
中へ入り、ベッドの上に
寝かせられると同時に秀一さんは
覆い被さってきた


『ちょっと…まってくださいっ…!』


言いながら
秀一さんの体を叩くと
少し効果があったのか
ワンピースのスカートを
めくり上げようとしていた手を
止めてくれた


赤「少しだけ、いいだろ…?」


脚を持ち上げて内太腿に
キスをされる


こうなった秀一さんを
止めれた記憶は何処にも無かった


『本当に、少しだけ…ですよ』


赤「ああ…」





/ 493ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp