第8章 求める熱※

『こ、こんな時にまで…
意地悪しないで下さい…っ』


後ろを振り返り
涙目で訴えた


赤「こんな時だから意地悪したいんだ」


そう言い瞼にキスを落とされた


向かい合わせで
抱きしめ合った


肌が密着して心地よい…


スッと離されると
赤井さんは
ショーツに手を掛けくる
そのままするっと脱がされた


『ちょ…なにしてるんですかっ』


赤井さんの目を
慌てて手で覆った


赤「葵、このままじゃ
続きをしてやれんが…」


あそこまで与えられた快楽…


絶頂を味わえなくって
物足りなさを感じる身体…


続きをしてほしい…と
素直に思った


そしてスッと手を下ろし
恥ずかしさで顔を背ける


赤「もっと素直になれ」


そう言われながら
浴槽のふちにまた座らされる


赤井さんが膝をついて
脚の間に入り込む


『…あっ…そんな…』


ガッと脚を掴まれ
開かされ赤井さんの顔が
大事な部分に近づく


ちゅっとそこに口付けられ
身体がびくんっとする


赤井さんの頭を抑えて
そこから離そうとする


赤「こんなに濡らして
舐めて欲しそうだが…
嫌じゃないだろ？」


意地悪く言われて
どくんっと心臓が鳴る


赤井さんの頭を
抑えていた手が緩む


その隙にじゅるって
溢れ出した愛液を舐め取られた


『ぁ、…』


そのまま割れ目に
舌を這わせながら
下から上にへと舐め上げられる


蕾に舌先が当たると
またビリビリとした感覚が走る


蕾を舌先で上下に動かされ
ぶわっと快楽が押し寄せてくる


甘い声が漏れる


身体に力が入らなくなり
ただ喘ぐ事しか出来なくなる


また理性が薄れてゆく…


その先の快楽が欲しくてたまらない…


止まることのない舌の動きに
翻弄される…


奥の方が熱くなってくる…


もっと奥にも刺激が欲しくて


片脚を浴槽のふちに掛けた


『ぁ、かいさっ…ナカ…ほしぃ…っ』


何でもいいから挿れてくれ


完全に理性がぶっ飛んだ…





.