第74章 接触※

沖「随分と濡れてきてますが
こういうプレイもお好みですか？」


『ちがっ…ん…ぁっ……』


沖「ほら、しっかり
声を抑えてないと誰かに聞かれますよ？」


私は声を出してしまわない様に
両手で口を押さえた


ショーツがぐっちょりと濡れる程
快楽が押し寄せていて
こんな所でイッてしまわない様にと
必死で堪えた


沖「我慢は体に良くないですよ？」


昴さんの膝が
脚の間に入って来て
ちゅっと額にキスをされる


ガクガクと全身が震えて
涙まで溢れて来た


イッて楽になりたい
こんな快楽にずっと耐えられない


イッてしまえば
このお仕置きも終わる


そう思ってしまったから
ストッパーが外れてしまった


『…イッちゃぅうっ……』


片手で口を押さえて
反対の手は昴さんの服を握った


顔を昴さんの体に押し付けて
声を必死に抑えてビクビクと
体を痙攣させながら達してしまった


昴さんは手をショーツから引き抜いて
優しく私の身体を抱き留めた


大きく肩を揺らしながら
息を整える


沖「反省しましたか？」


『はい…反省してます…』


足の力が抜けそうになった


『…すばるさんのばか…』


私はぎゅっと昴さんの
体を抱き締めながら呟く様に言った


沖「口で言っても分からない貴女には
体に教えるのが効率的ですので。
もうこんな事されたくなかったら
これからは私の言う事聞けますね？」


『はい…』


沖「まぁ…私は
可愛らしい葵さんを
苛める事が出来て楽しかったんですが」


『ひどいです…』


身体が落ち着いて
一人で立てる様になるまで
昴さんは私を支えてくれていた


そのあとは手を繋いで
歩きながら工藤邸まで帰った



．