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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第8章 求める熱※





袖の中に反対側の手を入れ
何か丸いものを取り出した


手に持っていた何かを
バチっと指で潰す


『何ですか…それ』


沖「盗聴器ですね…」


『なっ…』


それを聞いて
ハッと思い出す…


安室さんがやったんだ…


沖矢さんはハイネックの中に指を入れ
チョーカー型変声機のボタンを押した


赤「詳しく説明してもらおうか」


そう言いながら
ベリベリとマスクを剥がしていく


『あ…赤井さん』


赤「予想はつくが誰と会っていた」


赤井さんの両手は
私の両脚の外側に置かれ
絶対逃げられない体制を取られる


『あの…ばったり安室さんに
会ってしまって…』


目が泳ぐ
赤井さんの方を見れない


赤「それで?」


『それで…睡眠薬の入った
ミネラルウォーターを飲まされてしまい
…誘拐されてました…』


赤井さんの視線が痛い


赤「そのあと何された?」


その後は…
目が覚めて…


そこまで考えて
顔が赤くなって俯いた


赤「俺に言えないことか?」


『ちが…』


赤「じゃあ、話してみろ」


話さないと…


ちゃんと話さないと
どんどん信用が失われていく…


『…無理やり…キス、されて…
犯されそうになりました…』


小さい声で言った


『それから…逃げるために
頭突きして…おでこから…血が…』


そう言うと


赤井さんは私の顎を掴み
反対の手は腰に回り
噛みつく様に口付けてきた


容赦なく侵入してくる舌


口内を荒らされる


赤井さんの服をぎゅっと掴んだ


『…んんっ…はっ…』


安室さんの時と違い
こわくないのは何故だろう


ようやく離された唇
白い糸がひくほどの
激しい口付けだった


『…はっ…あか、い…さっ』


名前を呼んでも
返事はしてくれなくて
再び体が宙に浮く




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