【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】
第74章 接触※
『コナンくんと一緒なら
外に出てもいいですよね!』
沖「何処に行くつもりですか?」
『視力も回復しましたので
散歩でもしに行きたいんです
昴さん、仕事で忙しそうだし…』
昴さんは腕を組んで
暫く悩んでいた
コ「ボクがついてるから
大丈夫だよ、昴さん」
コナンくんの一言で
観念したかの様に溜息を吐いた
沖「分かりました
ただし、夕飯までには
帰って来てくださいね」
『はい!』
沖「ボウヤ、葵さんの事
頼みましたよ」
コ「うん!」
何とか昴さんの了承を得て
出掛ける準備をする
コナンくんの話によると
丁度ポアロに安室さんが居たのを
見たと言う。
沖「何かあれば
直ぐに連絡をして下さいね」
と、アドレス帳に昴さんの
番号しか入っていないスマホを
持たせてくれて
玄関で靴を履くと
ふわりと昴さんの手が伸びてくる
頬に手を添えられ
昴さんの顔が近づくと
ちゅっと額にキスをされた
沖「気を付けて行ってらっしゃい」
『い、行って来ます』
ガチャンと背中で扉が閉まる
コナンくんの手を引いて
外に出た
『行こっか』
コ「昴さんっていつも
葵さんに甘々だよね」
『え…そうなのかな…』
そう思うと何だか急に照れ臭くて
それを隠そうと早足になる
ポアロまでの行き道、
どうやって安室さんに
情報屋Xの事を聞き出そうか
考えたけど特にいい案は
思い浮かばないままで。
コ「その情報屋Xは
組織の情報を知っているんだよね?」
『うん…多分』
コ「組織の仲間だったらどうするの?」
『……どうしよう
その事考えてなかった…
でも、組織の情報の一部を
降谷さんに渡していたから
組織の仲間じゃ無いと思うんだけど…』
コ「なるほどね…
後はどうやって安室さんから
情報屋Xの事を聞き出すか…」
『た、頼み込むしかない…!』
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