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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第73章 視力回復※




赤「葵、何度も謝っているだろう
いつ許してくれるんだ」


『情報を共有してくれるまで
私は自分で行動します』


私は玄関で靴を履いて
出て行こうとしていた


赤「外出は禁止だ
まだ目も治っていないだろう」


確かに目は治っていない


秀一さんは私の体を
後ろから抱き上げた


履きかけていた
靴が脱げて床に落ちる


『降ろしてください!』


赤「葵、頼むから
俺の側に居てくれ」


『嫌です!』


私には耐えられない
ただのお荷物だなんて私は嫌だ


コナンくんを頼れば…


あるいは、情報屋Xに近づければ…


『離してください』


赤「俺の意見を分かってもらえないなら
手段は選ばないぞ」


秀一さんは私を抱き抱えたまま
部屋に入って行く


ベッドに腰掛け
私は秀一さんの膝の上に乗せられたまま


背中から強く抱き締められる


『アメリカに飛ばしますか』


赤「それも考えたが
俺は側に居たい…
しばらくこうさせてもらう」


そう言いながら
私の左手首に嵌められた鉄の輪


長い鎖の先のもう一つの輪は
秀一さんの右手首に付いていた


『て、手錠…?』


赤「そうだ、これで俺の側から
離れられない」


『ただの監禁じゃないですか!』


赤「手段は選ばないと言った筈だ」


『でも、こんなの…!』


最低です、
と言い掛けた言葉を飲み込んだ


私を抱き締める力が
より一層強くなる


お互いが妥協出来ないんだ。


秀一さんの言いたい事は分かる
捜査内容は極秘。


でも私は秀一さんの力になりたいし
一緒に組織と戦いたいから
捜査内容も組織の情報も知りたい。


赤「葵…愛してる」


ただお互いが
愛し合っている事だけは確かだ


『…秀一さん、私も愛してますよ』


秀一さんは私の耳に
キスを落とした




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