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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第67章 熱2





確かにこの体じゃ
家事も満足に出来ないし
何でも出来る降谷さんが居てくれれば
安心できる


『助かります、秀一さんは
寝てて下さいよ
今からお夕食作りますから』


赤「二人っきりにさせれば
葵が降谷くんに
調理されてしまうかもしれん」


降「病人は寝てろ」


赤「寝るなら葵も
一緒に連れて行く
夕食は降谷くんに任せるとしよう」


秀一さんは私を抱きかかえたまま
降谷さんに背を向けて歩みを進めた


『ちょっ、秀一さんっ』


降「ハァ…これだからFBIは。
赤井、これは貸しだからな」


赤「キッチンは適当に
使ってくれて構わない」


そう言い残して
部屋まで戻って来てしまった


秀一さんはベッドの上に
腰掛けると私を抱き締めたまま
横になった


先程よりも熱く感じる体温


赤「寒い」


そう言い、
ムギュッと抱き締めて来て
私は暑い


『安静にしてないから
また熱が上がって来てるんですよ』


しばらく動けずに
そのままで居ると漸く寝たのか
頭の上から規則正しい寝息が聞こえてきた


秀一さんの腕をゆっくり退かして
ベッドから抜け出しても
起きる様子は無くて


救急箱の中から
冷えピタを出した


秀一さんの前髪を横に掻き分け
額に冷えピタを貼る


『早く良くなりますように』


冷えピタの上から
ちゅっとキスをした


赤「ん…葵…」


寝言を言う秀一さんが可愛くて
しばらく寝顔を見つめていた


大丈夫そうだと思い
秀一さんを残して
部屋を出て降谷さんが居る
キッチンへと向かった


『降谷さん、ごめんなさい』


降「いいんだよ、それより赤井は?」


『寝ちゃいました
何か手伝います』


降「じゃあ、その椅子に座って
僕の話を聞いてくれ」


私は頭にハテナマークを浮かべながら
とりあえず椅子に座った


降谷さんは料理する手を止めずに
口を開いた




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