【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】
第66章 熱※
赤「葵、すまない」
慌てた様子で
私の身体を抱き上げて
ベッドの上に座り直させられる
私は顔にかかった液体すらも
愛おしくて指につけては
それをペロリと舐めた
赤「こら、舐めるんじゃない。
今綺麗にしてやるからな」
と、タオルで綺麗に顔を拭かれた
イッた所為か
体温が上昇して
意識が朦朧とする
私は倒れる様に
秀一さんの胸にダイブした
赤「だから言っただろう…
ほら、水分を取るんだ」
キャップを開けたペットボトルを
口元へ持って来てくれて
中のお水をごくごくと喉へ通した
赤「汗が酷いから
服も着替えた方がいいな
着替え取ってきてやるから
少し大人しくしてるんだぞ」
私は秀一さんの服を掴んだ
『そばにいて…ほしい』
今離れたら
またしばらく会えない様な
気がして、離れてほしくなかった
赤「そんな顔をするな。
だが、服は着替えないとダメだ
俺のを貸してやるから」
頭をぽんぽんと撫でられた後
秀一さんはクローゼットの中から
適当な服を取り出してきて
私の服を着替えさせてくれた
大きなシャツ。
袖口は折ってくれて
…秀一さんの匂いがして
安心する
ベッドに寝かされて
秀一さんも私の横に寝転がる
赤「腹は減ってるか?」
『へってない…』
赤「昨日から何も食べてないだろう」
『しゅういちさんをたべた…』
赤「ああ、確かに食べられたが…
ふっ…可愛いな、葵」
そう言って私を抱きしめて
額にキスを落としてくれる
『ん…しゅういちさんすき…』
赤「俺も、好きだ」
『…さっきの、つづきしたい…』
赤「今度こそダメだ
寝て、起きたら飯を食って
熱が下がったらな」
むすっと頬を膨らませて
ギュッと秀一さんに抱き着いた
赤「俺も早く葵の中に入りたい
だから、今は安静にして
早く熱を下げてくれ、分かったか?」
『…うん』
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