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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第65章 喧嘩




秀一さんもベッドの中に
潜り込んできて
私の頭の下に腕を置いて
腕枕をしてくれた


自分の顔を秀一さんの
胸板に埋めると
優しく頭を撫でてくれて


気持ちが落ち着く


『…しゅういちさん、
なんで、ずっと居なかったの…』


赤「仕事で色々あってな…」


『なんで言ってくれなかったの』


赤「相当怒っているかと思って
言うタイミングが掴めなかったんだ
…すまない」


『…さみしかった
他に良い人でも見つけたんじゃないかって』


赤「葵以上の良い女を
見つけるのは大変そうだ」


秀一さんは苦しいくらいに
ギュッと抱きしめてくれて


この1週間の寂しさを
埋めていってくれた


『…キスがしたい』


赤「ダメだ」


『なんで』


赤「君は病人だ
キスしたら歯止めが効かなくなるだろ
俺だって我慢しているんだぞ」


言い終わると頭にキスをしてくれて
「熱が下がったらな」と囁かれて


不満が残る気持ちがあるが
やっと安心できたという
気持ちの方が上回る


ゆっくりと目を閉じると
吸い込まれるように眠ってしまった














ーーーーーーーーーーーーーーーー


次の日の朝、
目が覚めると
横には秀一さんが眠っていて
安心と愛おしさを覚えた


幸せな朝だ


だが、体はだるくて
まだ熱が下がっていないと実感する


でも体のだるさより
一緒に寝てくれていたことが
嬉しくて


幸福感でいっぱいになのに
それをもっと満たしたいという
気持ちになってしまう


酷く欲張りだな、と
私は秀一さんの寝顔を見ながら
思った。




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