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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第59章 作戦




赤「さ、コーヒーが冷めてしまう
顔を洗って来るんだ。朝食にしよう」


秀一さんに言われて
私達は朝食の時間にする事にした


朝食を食べながら
考え事をしていた


お互い言葉にしないと
分からない事がある


昨日はそれが原因で
喧嘩をしてしまったのだから


まずは私が思う事を
ちゃんと話さないといけない


『秀一さん、あの…』


赤「どうした?」


『私は秀一さんにとって
足手まといにしかならないし
まだまだ考え方とかも
甘いのかもしれない』


秀一さんはコーヒーを啜りながら
私の言葉を静かに聞いてくれていた


『でも…それでも、私は
一緒に組織に立ち向かいたい
守られてばかりは嫌だもの…
…一緒に戦っちゃダメですか?』


赤「…ずるい言い方が
出来る様になったもんだな」


秀一さんはマグカップを
テーブルに置くとため息をついた


赤「俺は大事な恋人を守る為に
危険から遠ざけようとして過保護に
なり過ぎていたかもしれん
…こんなお転婆なお嬢さんは
本当に参るな…」


『ごめんなさい…でも…』


赤「分かった、降参だ
また一人で寂しい夜は
迎えたくないからな」


秀一さんが折れるという形で
話は収まったが、条件を出された


その条件とは
勝手に行動しない事。
それだけはちゃんと守るようにと
強く言われた


すっかり朝食も食べ終えて
組織に対してどう行動するか
書斎で作戦を練る事に。


『この取引の日時と場所さえ
分かれば取引の邪魔をしたい
もう、組織の思い通りには
させたくない…』


赤「また危険な真似を…」


秀一さんは頭を抱えたが
直ぐに口を開く


赤「…邪魔をするって言っても
具体的にどうするんだ?」


『秀一さんのライフルを貸して下さい
狙撃します!』


秀一さんは今日2回目のため息をついた


赤「葵の腕は確かだが
狙撃は俺が…」


と、言われるのは分かっていたけど
私がやりたいと目で訴えた


赤「…分かった、分かったから
そんな目で見るんじゃない
取引の日時と場所は調べてみよう」


そんな感じで作戦は終了した



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