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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第58章 束の間の幸せ※





側に感じる温もりが
心地良くて睡魔が私を襲う


『ん〜…ねむたくなってきちゃった…』


手に持っていたグラスを
昴さんに取り上げられてしまう


沖「まだ寝かせませんよ」


不意に頬に添えられる昴さんの手


冷んやりとした手は
お酒で上がった熱を吸い取ってくれる


『きもちいい…』


沖「葵さん」


名前を呼ばれて
昴さんの顔を見上げれば
すぐ近くにあって、
急にドキドキと心臓が稼働する


沖「今にも蕩けてしまいそうですね」


なんて囁きながら
唇を重ねられ
当たり前の様に入ってくる舌


心臓の音と粘着質な音が
私の耳を犯した


口内をじっくり堪能し
漸く離れた唇


唾液に濡れて
私の口紅の色が映って
ほんのりと赤く染まった唇


艶やかさが増していた


『…すばるさん…色っぽいですね』


昴さんの唇をじーっと見つめていると
ちゅっと額にキスをされる


沖「葵さんの方が
色っぽいと思いますが?
頬が赤く染まってとろんとした瞳
貴女の目の前に居るのが
私で良かった…」


にこっと微笑まれたかと思うと
表情は一変し欲情した男の顔になる


沖「さて…0時を過ぎましたね
シンデレラの魔法が解ける時間ですよ」


そう言いながら
スルッとボレロを脱がされる


『まって、すばるさんっ…』


沖「もう待ちませんよ」


背中に回った昴さんの腕
ジーっとドレスのジッパーを
下げる音が聞こえた


体への圧迫感が消えて
解放感に包まれる


ずれ落ちるドレスを
慌てて胸元で支えた


『やだっ…先にシャワーあびたい…』


沖「そうやってまた私を
焦らすのですか?」


両手首を掴まれて
はらりとドレスがずれ落ちた


急に胸元が露わになって
恥ずかしさで俯いた


昴さんは私の手首を掴んだまま
胸元へ顔を近付けると
先端を口に含んだ


『ぁっ…!』




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